メッセージ
はじめに(8) いつの仕事をしていますか?
「経営者は将来の飯を稼げ、幹部は明日の飯を稼げ、社員は今日の飯を稼げ」と言われます。
今している仕事はいつの仕事でしょうか。またそれは本当に社長の仕事でしょうか。
過去にした仕事のクレーム処理に追われていませんか。
クレームはその処理を間違えると命取りになりかねない問題でもあり、また会社を良くするためのきっかけにもなるものです。しかし、最初からきちんとした仕事ができていれば、お金がもらえない過去の仕事のやり直しに時間を取られるようなことはないわけです。
慢性的に社長自ら店番をしていませんか。
社員が休んだために人手が足りなくて、社長自らが店番をしていることが、仕事の忙しさの原因ということがあると思います。人の手配が間に合わないこともあるでしょう。でも、そんな状態が普通の状態になっていませんか。
また、人件費を削るために人を減らし、社長が社員の仕事を兼務せざるを得ない状況なのかもしれません。しかし、それでは悪循環です。社長が現場にどっぷり浸かってしまうと、肉体的疲労感のみで仕事をした気になってしまい、大局的にものごとを考えられる人が会社の中にいなくなってしまいます。
社長が社長の本来の仕事ができていない会社に未来はありません。
会社の将来を考えた計画策定などの社長にしかできない仕事をしていますか?
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