メッセージ
はじめに(3) 変える勇気をお持ちですか?
国会議員の保険料未納問題であれだけ騒がれた年金でしたが、今ではブームがさったかのように落ち着いています。しかし、抜本的な改革がなければ現役世代への負担が高まり、制度の長期的持続は困難であると言われています。
また、最近ではプロ野球球団の合併問題で選手会が史上初のストを決行し、来シーズンに向けて新球団の参入を検討すること等で収拾されました。しかし、ファンのプロ野球離れや多くの球団の赤字体質脱却のための対策としては、セ・リーグとパ・リーグの交流試合を年間30試合程度行うというものだけでした。こちらも本質的な問題は何も解決していないようです。
経営者の方々にお聞きすると、両方の問題とも(制度もしくはシステムを)根本的に変えない限り解決しないだろうと言われます。しかし、他社のことでは言えても、自分の会社を根本的に変えるとなるとその勇気をお持ちの方は少ないようです。今のままではどうにもなりそうもないのになんとかなると思っている方は別として、変えなければ立ち行かなくなることが頭ではわかっていても行動につながらないという方が多いように思います。
できない理由ばかりを一所懸命に考え、何も変えないという決断をしてしまう。できるかできないかではなく、どうやってそれを成し遂げるか、です。決断が遅くなれば遅くなるほど事態は悪化し、損害は大きくなり、選択肢の幅は小さくなります。
事業の再生と社員・経営者の生活の安定、それらはすべて社長の素早い決断次第です。
一歩を踏み出す勇気、変える勇気をお持ちですか?
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