経営のツボ

危機管理と転落回避

数値計画の立案(2)

利益を上げるためには、売上高至上主義から必要粗利益の獲得への転換、冗費の削減、人事の見直し等も必要です。減収でも増益になる仕組みづくりも重要です。しかし、原価や経費の削減には限界があります。いくらがんばっても0円以下にはなりません。それに対して売上は、単価×数量で無限に大きくなります。販売なくして事業なし、積極的な仕掛けも必要です。その際、売上が増加しても運転資金が増加しないよう取引条件を考えることも重要です。

また、計画を目標として管理するためには、計画達成時のことも計画に盛り込む必要があるでしょう。

   ・目標なくして努力なし
   ・努力なくして成果なし
   ・成果なくして配当なし
   ・配当なくして満足なし

 

利益計画が作成できたら、それを月別利益計画にします。部門があれば部門別利益計画を、さらに商品別・お客様別の販売計画を作成します。そして、すべての計画に優先するほど重要な資金繰り計画を作成します。資金繰りを組むとは、経営を組み上げることです。

    資金効率=仕事の効率=経営効率

で表されるように、資金繰りはまさに社長の仕事です。資金繰り計画がしっかり作成され、実績とチェックしてさえいれば、危機は回避できます。今月末に資金ショートすることが、その直前ではなく、何ヶ月も前からわかっていればなんとか手の打ちようもあるものです。

 

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