危機管理と転落回避
危機管理とは(2)
(4)銀行の格付けからみた場合
「正常先」に分類されている状態で、銀行との関係が良好であること。
「正常先」とは、業況が良好であり、かつ、財務内容にも特段の問題がないと認められる債務者のことをいいます。
なお、この格付けは、中小・零細企業等については、財務状況のみならず、技術力・販売力や成長性、役員報酬の支払状況、代表者等の収入状況や資産内容、保証状況と保証能力等を総合的に勘案して判定されますが、結果の開示はあまりされていないようです。
しかし、たとえここでいう「平時」であっても、現在のように外部環境の変化が激しい時代には、いつ経営危機が訪れてもおかしくありません。大口顧客の倒産、不良品の発生、不祥事の発生等により状況は一変してしまいます。自社の事業にはどのようなリスクが存在しているでしょうか。
2.危機管理をどうするか
平時においての危機管理は、長期的なスタンスでシビアに経営計画による目標管理を遂行することです。
具体的には中長期(3~5年)・単年度計画を作成し、
目標設定 → 行動 → 予定管理 → 改善活動
を毎月行っていくことが重要です。
夢を実現するためにも危機感を持って行動して下さい。
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