メッセージ
はじめに(1) 打つ手は無限にあります
自殺者3万4000人 昨年7.1%増、最悪更新 「借金・生活苦」が急増 (日本経済新聞 平成16年7月23日)
最初の話としてはどうかと思いますが、書かないわけにはいきません。
記事によれば、「4人に1人は負債や生活苦、事業不振などの「経済生活問題」で自ら命を絶っていた」そうです。その中で事業不振による人は1,041人、単純計算で1日に約3人。お気の毒なことですが、知識のある相談者が身近にいなかったことが悔やまれます。
日本国憲法は自分や家族の命を犠牲にしてまで借金を返さなくてよいと規定しています。 (第26条 すべて国民は健康で、文化的な最低限度の生活を営む権利を有する) 「返せない」のと「返さない」のは違います。 失敗したことは認めなければなりませんが、返せないことでその人の人格が否定されたり、仕事を必死になってがんばってきたことまで否定されるわけではありません。「見栄」にとらわれなければ再生は可能です。
失敗したらまた挑戦すればいいのです。失敗したからといって夢は逃げ出したりしません。夢はずっと同じ場所で待っていてくれます。夢をあきらめた時、その人自身から夢が逃げ出すといいます。
どんな状況になっても死を選んだり、夜逃げなどする必要はありません。打つ手は無限にあります。
でも、そうならないための話が毎回書ければと思っています。
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